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みなかみ町地域遺産の紹介

風外慧薫自画像

有形文化財(絵画) 令和6年8月26日認定
風外慧薫(ふうがいえくん)(1568~1650)は、戦国時代後期から江戸時代前期の曹洞宗の僧で絵仏師。
上野国碓氷郡(現・群馬県安中市)に生まれ、諸国遍歴の末、小田原近郊で托鉢生活を送りながら、達磨や布袋などの墨画を数多く描いた。
その画風は、飄々とした略筆のなかに、禅の厳しい精神が込められている。
所在:みなかみ町月夜野1697番地 嶽林寺
見学:嶽林寺にお問い合わせください。
 

正法眼蔵嗣書巻

有形文化財(典籍) 令和6年8月26日認定
正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)は、曹洞宗の祖・道元(1200~1253)の代表的な著作で、道元の思想の集大成として伝えられてきた。
道元の教えを嗣(つ)ぐ者たちに脈々と書写され受け継がれたものが、「嗣書(ししょ)」である。
所在:みなかみ町月夜野1697番地 嶽林寺
見学:嶽林寺にお問い合わせください。
 

小高諏訪神社の桜

天然記念物(動植物) 令和6年8月26日認定
小高諏訪神社の御神木として、地元に認識されるエドヒガンザクラ。
樹齢推定数百年の大木。
所在:みなかみ町後閑2531番地 小高諏訪神社
見学:常時可
 

熊野神社

有形文化財(建造物) 令和6年8月26日認定
平安時代後期の天喜3年(1055)、前九年合戦の折にこの地を訪れた源頼義が、戦勝祈願のため紀州熊野大社の分霊を勧進し社殿を建立したのが始まりとされている。
寛政12年(1800)の棟札が残されている。本殿は細部にわたって彫刻されている。
毎年4月第2日曜日に春季例大祭が行われ、本殿東側にある神楽殿で太々神楽が奉納される。
たくみの里の中にあり、観光客の往来は多い。
所在:みなかみ町須川796番地 熊野神社
見学:本殿の公開は、毎年4月第2日曜日の春季例大祭に行っています。
 

義人茂左衛門之碑

有形文化財(石造物) 令和6年8月26日認定
昭和12年(1937)5月に建てられた、茂左衛門千日堂境内にある石碑。高さ5.3m。
揮毫は、徳川家16代当主の徳川家達(いえさと)である。
所在:みなかみ町月夜野491番地 茂左衛門千日堂
見学:常時可
 

深沢遺跡

史跡 令和6年8月26日認定
縄文時代後期の配石墓群。
上越新幹線上毛高原駅建設のための発掘調査で、昭和54年に発見された。調査後、現在の場所へ移設・展示している。
この遺跡からは、注口土器などの貴重な遺物も見つかったが、それらは県埋蔵文化財調査事業団が保管している。
所在:みなかみ町月夜野1809番地3
見学:常時可
 

隆起線文土器

有形文化財(考古資料) 令和6年8月26日認定
国道291号の改良工事に伴う昭和52年の発掘調査で、乾田(いぬいだ)遺跡から出土した縄文土器である。
細い粘土紐を貼り付けた文様の特徴から、縄文時代で一番古い草創期のものである。みなかみ町内で発見された縄文土器の中では、最古である。
月夜野郷土歴史資料館に展示されている。
所在:みなかみ町月夜野1814番地1 月夜野郷土歴史資料館
見学:資料館開館日

矢瀬遺跡出土遺物群

有形文化財(考古資料) 令和6年8月26日認定

国指定史跡・矢瀬遺跡から出土した遺物のすべて。
木柱根の現物、大量の耳飾り、特殊な香炉型土器、模様の刻まれた岩版、弓矢を持った人が描かれた線刻石など、縄文時代後期~晩期を代表する数々の貴重な遺物である。
月夜野郷土歴史資料館で展示されている。
所在:みなかみ町月夜野1814番地1 月夜野郷土歴史資料館
見学:資料館開館日
 

梨の木平敷石住居跡出土遺物

有形文化財(考古資料) 令和6年8月26日認定
県指定史跡・梨の木平敷石住居跡から出土した、大型の縄文土器。住居跡の床面から、つぶれた状態でまとまって見つかった。形状と縄文を消す文様の特徴から、中期の終わりごろのものである。
現在、月夜野郷土歴史資料館で展示されている。
梨の木平敷石住居跡は、道路を挟んで資料館の斜め向かいにあり、現地見学が可能である。
所在地:みなかみ町月夜野1814番地1 月夜野郷土歴史資料館
見学:資料館開館日
 

八束脛洞窟遺跡出土遺物

有形文化財(考古資料) 令和6年8月26日認定
町指定史跡・八束脛(やつはぎ)洞窟遺跡から発見された遺物のすべて。
三峰山近く、石尊山中腹の岩陰からは、大量の人骨や歯が見つかっている。これらの人骨や歯の中には、意図的に穴を開けられたものが多数あったことから、弥生時代に行われた死者を弔う儀礼「再葬墓(さいそうぼ)」の場として注目されてきた。
現在、月夜野郷土歴史資料館で展示されている。
所在:みなかみ町月夜野1814番地1 月夜野郷土歴史資料館
見学:資料館開館日
 

壺鐙

有形文化財(考古資料) 令和6年8月26日認定
後閑地区遺跡群の発掘調査で見つかった2基の古墳のうち、1号墳から出土した。
壺鐙(つぼあぶみ)は、馬に乗るときに足を掛けて体を支える道具で、名前は形状に由来する。このような馬具を使う人物が、古墳時代にいたことを物語る資料である。
現在、月夜野郷土歴史資料館で展示されている。
所在:みなかみ町月夜野1814番地1 月夜野郷土歴史資料館
見学:資料館開館日
 

蕨手刀

有形文化財(考古資料) 令和6年8月26日認定
政所宮前遺跡内の古墳(2号墳)の石室内から出土した蕨手刀(わらびてとう)。
早蕨(さわらび)のような持ち手の形状が名前の由来であり、持ち手と刀身が一体になっていることを特徴とする。
現在、月夜野郷土歴史資料館で展示されている。
所在:みなかみ町月夜野1814番地1 月夜野郷土歴史資料館
見学:資料館開館日
 

家形埴輪

有形文化財(考古資料) 令和6年8月26日認定
関越自動車道建設に伴う発掘調査で、三峰神社裏遺跡の古墳から発見された。
みなかみ町内から発見された埴輪のほとんどは円筒埴輪だが、これは唯一の家形埴輪である。
所在:みなかみ町月夜野1814番地1 月夜野郷土歴史資料館
見学:資料館開館日